自衛官の給与とその実態
2017/01/19
自衛官という職業
応募年齢 18歳以上28歳未満(募集種目により異なる)
☆予備自衛官は18歳以上34歳未満(国家資格等を有する者は、53歳又は55歳未満)
応募要件 日本国籍を有するもの
平均年齢 36.1歳
実際年収 300~800万円
実際時給 残業代なしで不明
日給 7,900~8100円(予備自衛官の場合)
月給 16万~50万円(年次、階級による)
実労働 基本は8時間
教育期間 3か月(最もきつい期間)
採用度 試験は易しいが、面接、身体検査突破がやや難
☆身長155cm以上、肺活量3000cc以上、矯正視力0.8以上、刺青なしが前提
人間関係 非常に濃い
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自衛官の仕事内容
自衛官は、防衛省に属する、特別職国家公務員です。
『自衛隊員』という言葉の場合は、いわゆる背広組(文官)
と呼ばれる防衛省に属する官僚や、予備自衛官、防衛大学生などの
非常勤も含まれますが、『自衛官』は制服組(武官)と呼ばれる隊員を指します。
自衛隊の機関としては、大きく分けて、陸上自衛隊、海上自衛隊、
航空自衛隊の3つがあり、現在は総計で約24万人(うち女性1.2万人)
が働いているといわれています。最高指揮官は内閣総理大臣です。
(天皇陛下ではありません)
その仕事内容はもちろん、「日本の平和、独立、安全を守ること」です。
その他、国内における自然災害や、火災・海難・航空機事故などの
災害救助活動を行ったり、海外での国際貢献活動のために繰り出されることもあります。
ただし、指令が下るまでの日頃の主なお仕事としては、「訓練」です。
また、今までは「実際は訓練のみ」の職業だった自衛隊も、
最近の国際情勢における日本の立ち位置の変化等により、
今後は実際の海外派兵(=戦闘行為)の可能性も出てきました。
入隊する方法
自衛隊の入隊方法は大きく分けて、2通りあります。
一つは任期制隊員と呼ばれる、自衛官候補生として、
2年または3年を1任期として勤務する方法です。
契約社員のようなものですね。
もう一つは、一般曹候補生として、終身雇用する方法です。
有名な花形自衛官
陸上自衛隊・・空挺レンジャー(習志野自衛隊の落下傘部隊は有名ですね)
航空自衛隊・・パイロット(ブルーインパルスは超精鋭)
海上自衛隊・・護衛艦勤務 なかでもイージス艦
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自衛官のメリット
- 倒産の心配なし(親方日の丸)
- 昇進試験に合格すれば、学歴、年齢関係なく昇進可能
- 教育期間が終わると意外と楽に
- 独身だと、衣食住ほぼ無料(電気代、食費は多少徴収されることあり)
- 貯金しやすい
- 終了時間が早い(毎日17時)
- 年末年始、お盆休暇の休みが長い
- 公務員なので福利厚生、社会保険が充実
- 給料は安くても安定、賞与もあり。各種手当の加算が大きい
- 海外訓練等、面白い経験ができる
- ノルマ、成果は求められない
- 世間体がよく、一般人から尊敬される(子供が手を振ってきたり)
自衛官のデメリット
- 残業代なし(代わりに毎月21時間30分の超過勤務手当が支給)
- 転勤がある(5年~10年に一度、幹部は2~3年に一度)
- 朝が早い(6時起床)
- 定年が早い(50~50代半ば)
- 指令待ちの待機時間が長い
- 完全なる体育会系縦社会(精神論至上主義・上司は神様)
- 変わっている人は多い
- 門限があり、自由に外出できない
- 集団生活のストレスあり、プライバシーゼロ
その他アドバイスなど
- 任期制隊員は2年又は3年ごとに任期満了金が支給される(54万)
- 思ったほど体力は求められない
- 早く「士」から「曹」になるべし
- 予備自衛官(非常勤の自衛官)になれば、定年まで毎月4,000円支給
- 休暇や代休はきちんと取れるので、旅行好きな人におすすめ
- 実は定年を迎える人は少ない(その前にみんな退職)
- 資格が取れるのは、施設や科による
- 色々な意味で、実力はつかない
- 20代のうちに士から曹になれないと、退職勧奨
- 海自は航海と手当でお金が貯まるが、私生活がない
- 雨が降っても傘は使用しません
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自衛隊出身の有名人
浅田 次郎 (作家) 陸上自衛隊
本宮ひろ志 (漫画家) 航空自衛隊
武論尊 (漫画原作者)航空自衛隊で7年間勤務
板垣 恵介 (漫画家) 陸上自衛隊で5年間勤務
今井 雅之 (俳優) 陸上自衛隊、一般曹候補生として入隊
田母神 俊雄(軍事評論家)航空自衛隊、元・航空幕僚長(航空自衛官の最高位)
亘健太郎(フルーツポンチ・芸人)航空自衛隊三沢基地で5年間勤務
その他多数
自衛官のキャリアアップ
自衛官候補生/任期制隊員の場合
選抜試験に合格し、曹候補生となって終身雇用を目指すか、
任期満了で転職する道があります。
転職をされる方のその後の職種は様々ですが、
自衛隊による再就職先あっせんの「就職擁護」の場合は、
在職中に取得した資格を生かした仕事になることが多いようです。
その職種は無線通信関係、航空機整備、自動車整備、警備員、
保険会社など色々で、警察官や、消防士になる方もいるようです。
自衛官として出世を目指す
出世を狙うのための、幹部候補生になるためには、
防衛大卒や、有名大卒のいわゆるキャリアを除いて、
まず選抜試験に合格する必要があります。
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