無職の職探し

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【個人事業】心が折れやる気0からの復活

年齢と性別 30代前半男性
無職の期間 約1年間
無職の前は 個人事業

大学卒業後に個人事業主として5年間、
WEB制作や飲食店関係の仕事を頑張っていました。

当時は若者の起業も当たり前のようになってきて、自分もその流れで様々な経営者から話を聞いて、個人事業主としての活動にやりがいを感じながら働いていました。

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まったく仕事をする気になれない

しかし、上手くいかない時期が続き、心が折れてしまいました。徐々に減って行く仕事を増やそうと努力する気にもなれず、一度実家に帰ってやり直そうと考え、親に頭を下げて実家に戻りました。

その時点ではニートとして生活するつもりなど無かったのですが、無理してがんばっていた反動なのか、全く仕事をする気になれませんでした。

気付けば1ヶ月・3ヶ月…というように時間が過ぎてしまい。半年経った頃には完全なニートとして、毎日特に何をするわけでもなくダラダラと生活してしまっていました。

なかなかスイッチが入らない

収入も無いのでどこへも行けず、ご飯だけは親が作ってくれるのでお世話になりながら、申し訳ない気持ち一杯で過ごしていました。

このままじゃいけない、でもやる気が全く起きない…いつもこの思考をぐるぐる繰り返すだけで、スイッチが入りません。

収入が無い日々が続く事にも慣れてしまい、楽しもうとしなければ生きていける環境にもいつの間にか満足感のようなものを感じるようになってしまいました。

いつも優しい母

しかし約1年程経ったある日、母親が臨時収入が入ったとの事で僕に服を買ってあげると言いました。母親はいつも優しく、どんなに落ちぶれても僕を否定する事はありませんでした。

服を買うなんて本当に久しぶりだったのですが、元々ファッションが好きだった僕は喜びました。髪が伸びっぱなしで服を買いに行ける身なりではなかったため、通販でお気に入りの国内ブランドのジャケット買いました。

お金を稼ぎ、使う楽しさを思い出す

この時に、僕はお金を使って自分の好きな物を買う事の楽しさ・喜びを思い出しました。

思えば仕事を始めて3年間程は売上も順調で、好きな服を買ったり美容室に髪を切りに行ったり、美味しい物を友人と食べたり…お金を稼ぎ、それを使う事で様々な喜びを味わっていたなぁと、その感覚を思い出したのです。

届いたジャケットを母親の前で着て見せると「似合うじゃない。それ着てたまにはどこか遊びにでも行ってみたら?」と言ってくれました。

誰がどう見てもただのニートな僕を見捨てずに気遣ってくれて、毎日ご飯も作ってくれる母親の優しさが胸に沁みました。

とにかく『動きたい』と思い始める

その日、僕は「やる気が無いなんて言い訳にならない。とにかく動いて、お金を稼いで人生を楽しみたい。母親にも楽をさせたい。」と、奮い立ちました。

僕は身の回りの洋服・アクセサリー・本・雑貨類などをオークションに出し、少しのお金を作り、WEBサイト制作の営業を始めました。昔やっていた仕事の反省点を忘れずに、もう一度がんばってみようと思えたのです。

元々ホームページ制作やWEBマーケティングの知識・技術は人並み以上ではありました。勉強を怠った期間が長く続いたため、現状のWEB業界を把握出来ていませんでしたが、勉強すればすぐに把握出来る自信もありました。

知識・技術は失われておらず、営業を優先して行いアポイントが取れ始めました。

動く習慣があれば、いつか見返りはやってくる

打ち合わせの日、母親に買ってもらったジャケット着て行きました。

その事を母親に言ったら満面の笑みで喜んでくれて、私は泣きそうになってしまいました。それ以来、努力を怠る事無く仕事を頑張っています。徐々に売上が上がって母親にお返しも出来ましたし、自分の好きな物を買える喜びをまた味わう事が出来ています。

やはり人間は習慣の生き物ですので、収入が無い事や行動範囲が狭まってしまったり選択肢が少なくなってしまっても、それが続けば慣れてしまいます。

しかし、努力した見返りに、物や思い出を手に入れる事はやはり素晴らしいです。もうこの感覚を忘れずに、精一杯生きていきたいと思っています。

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公開日:
最終更新日:2015/09/19

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